【⑮災害時のカステラの利用方法について】

2024/08/30

日本は古くから地震や台風などの災害が頻発する地域です。




弊社が創業した1952年以降も、日本は多くの災害に見舞われてきました。









代表的な例を挙げると、1995年1月の「阪神・淡路大震災」です。



当時は情報伝達のインフラが脆弱で、被災地の外にいる人々はなかなか有力な情報がタイムリーに入手する事が困難でした。



そして、被災地への救援物質などを準備して配布する事が現在よりも難しかったと聞いています。



そんな中、弊社の大阪・梅田にある店舗には、被災地へ向かうお客様が非常に多く訪れられました。




当時の従業員が理由を聞いてみると、



「パンやおにぎりは売り切れてしまった、被災地にいる親族に栄養価の高い食べ物を持っていきたい。カステラをバッグに入るだけ売ってくれ。」との事でした。






賞味期限がパンやおにぎりよりも長く、栄養価の高いカステラは、保存食としても十分活用できるとの事で、阪神・淡路大震災当時はたくさんのお客様からご購入頂いたと、当時の従業員から伝えられています。



当時の従業員も、まさかカステラにそんな使い方があるとは想像もしておらず、たくさん来られるお客様に必死になってご対応させて頂いたと聞いています。



現在の日本は災害を未然に防ぐ情報やツールも十分に備えており、もし万が一災害が発生しても復旧までの体制が当時よりは備えられています。



以前のように個人個人が被災地に赴き、救援物質を渡しに行く必要はないかもしれません。



けれど災害時に、ご親族様のご家族を救いたいというお気持ちに、少しでもお役に立てることができて良かったと、当時のメンバーは語っていました。



災害や天災は可能な限り無いに越したことはありません。
ただ、不幸にも被災してしまった場合、やはり日頃からの準備が大切なのではないかと、改めて痛感します。



現在日本にも大型の台風が接近しております。入念な準備にて皆様が無事に過ごすことが出来ればと思います。






〈まとめ〉
①日本は天災が多い国、特に関西では「阪神・淡路大震災」が挙げられる。



②阪神・淡路大震災では被災地に向かう人々によりパンやおにぎりが真っ先に売り切れた。その次に賞味期限も長く、栄養価の高いカステラを買い求めるお客様が多く当店に訪れた。




③現在の日本は、阪神・淡路大震災当時と比較しても災害について事前・事後のインフラが整備されている。
しかし、我々も万が一のために入念な準備が必要である。