ただいまカステラ銀装心斎橋本店2階のカフェ「ラ・サール」では、
期間限定にて「栗カステラパフェ」のご提供を開始しました。
こちらのパフェですが、昨年から登場した商品で、通常のカステラパフェの姉妹品となります。
銀装の季節のカステラシリーズで1番人気である「栗かすてら」を丸々1枚使っています。
その他にも、モンブランクリームやマロングラッセ、栗の甘露煮など様々な種類の栗を盛り込み、秋の訪れを感じさせてくれるパフェとなっております。
その中で、お客様から非常にご好評いただく「栗」がございます。
それがこちらの「栗型クッキー」となります。
パフェの上にデザインチョコと一緒にトッピングしてあるこの一口クッキーのビジュアルが可愛いと大変ご好評頂いております。
こちらのクッキー、パフェをお召し上がり頂いたお客様から、
「これ、下の売店で売ってるの?」とのご質問を頂くことが多々あります。
誠に残念ながらこのクッキー、非売品とさせて頂いております。
その理由は、実はこのクッキーは完全手作りクッキーなんです。
バター150gにお砂糖100g、小麦粉300gにシロップを15gほど混ぜ合わせ、
最後に純ココアを30g混ぜ合わせます。
出来上がった生地をひと晩寝かし。生地が落ち着いたら
生地を伸ばし、型抜きしていきます。
仕上げに上記のように、栗型に抜いたクッキーの下部に、ゴマを付けていきます。
この作業が、シンプルですが意外と大変なんです。
生地は柔らかく、手袋をして持っていても人肌の熱で更に柔らかくなっていきます。
そうするとゴマを付けるのがとても大変です。
この小さいサイズのクッキーを1枚1枚丁寧にちょうどよい量のゴマを手作業で付けることが、とても繊細で難しいのです。
ゴマを付けて成型したクッキーを冷蔵庫で少し冷やし、生地全体の温度を一定にした後、
170℃のオーブンで、20~25分ほど焼き上げます。
香ばしいバターの匂いと、ココアの風味が漂ってきま
す。
焼きあがったクッキーは、少し冷まして熱を取り、乾燥しないように少量ずつパッキングしていきます。
パフェに使うクッキーを、できるだけ湿気ていないサクサクとした状態でご提供したいので、
このパッキングも少量ずつ手作業で行います。
こうして焼きあがったクッキーを、工場から本店に発送。
2階のカフェでパフェのトッピングとして使用しています。
無事に栗カステラパフェにトッピングされたクッキー、
この栗カステラパフェも、
現在のカタチになるまで、なかなかデザインが決まらずに苦労した事を覚えています。
栗のカステラをどうお客様に見せればわかりやすいのか?
トッピングをどうするべきか?
何種類の栗をトッピングしたらお客様に喜んでもらえるのか?
あれこれ意見を出しながら大量に試作品を作った記憶があり、その度にスタッフ一同でたくさん試食したことを覚えています。
今見てみると、やはり微妙なデザインのものをありますね(笑)
ここにはご紹介しきれませんが、上記以外にもたくさんの試作を経て、現在の栗カステラパフェが誕生しました。
カフェ「ラ・サール」は、銀装のカフェ喫茶部門として誕生し、「カステラの広がり」を追求し、新しい食べ方のご提案をするために生まれた店舗です。
その役割を全うし、皆様に少しでもカステラの素晴らしさを感じて頂ければ幸いです。
数量限定でのご提供ですが、心斎橋にお越しの際は、ぜひ一度お召し上がりください。
〈まとめ〉
①銀装心斎橋本店2階のカフェ「ラ・サール」では、秋限定で「栗カステラパフェ」のご提供を開始している。
②栗カステラパフェには栗かすてら以外に様々な栗を使用しており、トッピング「栗型クッキー」は完全手作りとなっている。
③栗カステラパフェは、完成まで様々な試行錯誤を重ねて現在のカタチとなっている。