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カステラ日記

【⑧カステラの需要期について】

季節によって四季折々の顔を見せる日本において、お菓子は季節感を演出する役目も果たしています。



それに合わせてお菓子には需要期があります。
イベント関連で言いますと豆菓子は2月の節分の日、チョコレートはバレンタインの2月、紅白饅頭などは3月の卒業式、ケーキは12月のクリスマス。


季節や気温で言いますと、かき氷や水ようかんは暑くなる夏期間、反対にたい焼きは寒さ深まる冬季などが挙げられます。



では、カステラはどの時期が一番ニーズが高まるのでしょうか?



お菓子の中では需要の振れ幅が少なく、年間を通して平均的にご利用頂くカステラですが、結論から言いますと「9月の敬老の日」「12月の年末」に最も需要が高まります。



カステラは商品特性上、柔らかくて食べやすい食感なので歯が悪い方でも食べられます。


また、昔は非常に高級品だったためにご年配の方に好まれる傾向があります。


そのため、敬老の日などのご年配の方のイベント時にはギフトやプレゼントなどに非常に多くご利用頂きます。





また、年末年始は帰省シーズンとなりますので田舎に帰る方は手土産をお持ちになります。
その際、カステラ発祥の地である長崎県がある九州地方などにご実家がある場合は手土産としてご利用頂くケースが多くなります。


また、カステラは食べ応えがある上に賞味期限も長いので、お節料理以外の年末年始のご自宅需要などでも多くご利用頂くケースがあります。





そのため、弊社カステラ銀装でも、生産量が最も多くなるのは9月の2週目辺りと、12月末となります。





さて、豆菓子やチョコレート、かき氷やアイスキャンディーなど、季節性の非常に高いお菓子屋さんにとっては、商品の需要が高まるハイシーズンは良いのですが、それ以外の閑散期をいかにして乗り切るか?

それが昔からの課題となっています。



解決策としては、
①閑散期に違う商品(ブランド)を作って2毛作にする
(例)夏:かき氷屋 → 冬:たい焼きや  


②季節性の無いお菓子を作って売り上げを平準化する
(例)繁忙期2月:チョコレート → 2月以外の閑散期:チョコレート味のクッキーや焼き菓子

などが挙げられます。



季節感を鮮やかに演出するお菓子ですが、その背景にはお菓子を作る側の悩みが常にあり、その課題解決に我々お菓子屋は日々取り組んでいます。







〈まとめ〉
①日本には四季があるので、季節感を演出する事にお菓子は使われている。
それに伴い、お菓子には需要が高まる時期が存在する。


②カステラは季節性自体はあまり無いが、9月の「敬老の日」と「年末年始の帰省シーズン」に最も需要が多感る。


③多くのお菓子屋は需要期以外の閑散期をいかにして乗り切るか、昔から苦心している。












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